YCAビジネススクールⅢ 第5回目(白垣)
税理士法人YCAの白垣です。
本日、YCAビジネススクールⅢの第5回目が開催されました。
前半部は、個別指導塾を展開する会社の経営戦略発表であった。当該会社は、事業領域の明確さや採用面などの強みを武器に若い力で急成長した企業である。その経営戦略の徹底ぶりにも関心したが、動機付け(学術的アプローチによる暗示)と反復・継続を基本とした教育に関する内容が非常に興味深かった。中間管理職において必要なコーチングの基本プロセス(質問・会話→気付き→熟考→選択→行動)においても、最終的な行動を選択させる基準は、強い動機付けだと思う。
後半部は、「財務諸表の見方・考え方」の最終回であった。フロー(損益計算書)よりもストック(貸借対照表)に企業の姿勢が表れるため、中長期での貸借対照表計画が重要であるという内容であった。このことは、株価評価の実務上においても重要である。収益方式の基本算式は、株主価値=事業価値+非事業用資産-有利子負債-少数株主持分」であり、DCF法におけるFCFは運転資本の増減額を加味しなければならないため、ストック上の売上債権、棚卸資産、仕入債務、有利子負債の予測に高い精度が求められる。WACCによる割引率も重要だが、予測貸借対照表及びキャッシュフロー計算書による適切な株主資本比率を把握することは株価評価上においても経営計画上においても重要事項であると感じた。
教育や貸借対照表というテーマは非常に重要であり、今後も勉強を重ねていかなければならない。しかし、今回の勉強会で考えさせられたことは、社会貢献や世の中の役割を担うようなビジネスモデルでなければ、厳しい経済市場の中で簡単に淘汰されてしまうという内容であった。最終的には、企業も個人も自らの価値を向上させることでしか生き残る道はない。