YCAビジネススクールⅢ 第6回目(白垣)
税理士法人YCAの白垣です。
本日、YCAビジネススクールⅢの第6回目が開催されました。
前半部は、不動産業を営む会社の経営戦略発表であった。
米国のサブプライムローンに端を発した世界的な金融市場の混乱は、特に不動産市況の急速な悪化を招き、数年前まで活況を呈していた不動産流動化など不動産投資ブームも一気に冷め、大手デベロッパーは過大在庫を抱えキャッシュフローの悪化を招き倒産する事態が相次いだ。
本日経営計画発表を行った会社はAM事業からPM事業への舵取りを早い時期に行ったため、現在は管理戸数を大幅に伸し、賃貸業務の効率化など内部の足固めを着々と行っている。
倒産か再生かその生死を分けたのは、経営者の「経済環境の潮目を見極める力」だったのではないだろうか?このような「周囲で起きている事象に敏感になり、仮説を立て、検証し、潜在的なリスクを予知する能力」を身に付けるには、顕在化した結果に繋がる理由や原因を考える思考習慣を確立することが必要である。
また、これからの厳しい時代を生き抜くには、経営者のみならず一般のビジネスマンにおいても必要不可欠なスキルであると感じた。
後半部は、「組織論」の第1回であった。組織を機能させるには、経営者は戦略策定等の例外的な業務に徹し、定型的業務は権限と責任を委譲(任せる)する必要がある。
そのため、重要な位置づけを担うのが中間管理者であり、その中間層のマネジメント能力の差が中小企業と大企業との差だと感じた。
同じ空間に人が集まっているだけでは単なる集合であり組織とは呼べず、コミュニケーションを通じた共通目的・貢献意欲があってはじめて組織となる。
コミュニケーションには多様な形態があるが、語源はラテン語で「共有する」ことである。
そして、真のコミュニケーション(共有)を実現させるための土台は、「自らの行動・言動を示し」「相手の能力を信じ」「その行動を支援する」双方向の信頼関係構築だと思う。