目標と目的の違いとマネジメント (上田)

税理士法人YCAの上田です。

YCAマネジメントスクールに関連して、「目標と目的の違いとマネジメント」について考えてみた。

スタッフを育て、モチベーションを維持してもらうためには仕事を与え、達成感を持ってもらう事が重要だと思う。

スタッフに達成感を持ってもらうためには、簡単に達成できる目標では物足りないであろうし、明らかに達成できない目標を与えてもそれをクリアできなければ、達成感を得られないどころか、仕事に挫折しまうかもしれない。だから、少し背を伸ばせば届くような目標設定が好ましいと一般的には言われている。

マネジメント層は自ら高い目標を設定し、それを達成しなければならないが、スタッフ層は会社やマネジメント層から目標を与えられ、それを日々こなすことがほとんどではないだろうか。

例えば、今月の売上1,000万円という目標や本日の飛び込み訪問20件という目標を与えられることがそれにあたる。

ここで、目標と目的の違いをビジネスの観点から考えて見たい。
上記のような目標だけを与えられ、企業が本来どうありたいかといった目的が十分に浸透していない会社はどうなるだろうか。

おそらく目標が設定されると、売上目標、訪問目標をひたすら追いかける組織になってしまうだろう。

そのような組織には、なぜこの売上が必要なのか、なぜこの訪問目標が必要なのか共有されていないので、どんなに優秀な人材が集まっていたとしても、ただの烏合の衆となり、チーム力のない組織になる。

会社やマネジメント層から与えられた目標が達成されたら、何がどう変わるのか、どう変えたいのかという目的が社内に共有されてる状態が本来望ましいが、実はそうではない会社の方が多いのではないだろうか。

ある本にこう書いてある。

「目標があって目的がない、それは作業であって仕事ではない。」
「目的なき目標はノルマであり無理強いに過ぎなくなる。」

実に的を得た指摘である。そして、目的を持った会社についてこう述べている。

「ヤクルトを毎日届ける仕事をしている方々はヤクルトを届けているのではない。『健康』を届けている。」

「ソニーのウォークマン開発者は携帯音楽プレーヤーを開発したのではない。『音楽と生活する世界』」を世に創出したのである。

体を健康にするお手伝いや音楽を常に持ち運べる生活を提供することが、生活を変え、会社を変え、街を変えるという壮大な目的につながるからこそ、与えられた目標に価値が出るのではなかろうか。

目標を与える会社やマネジメント層の力量如何によってスタッフが育つか否かが決まり、それが何かを変える原動力になりうる。

そのためには、会社の目的をマネジメント層はもとより、スタッフ層にまで浸透させる必要がある。

弊社の場合はどうか。

弊社も売上、受注、提案、社内業務改善、健康、スキルアップ等あらゆる目標があり、それを達成する責任を各自が負っている。

そして、その目的はきちんと浸透している。

弊社の目的は、会社が抱える問題解決を通して社会貢献することである。
弊社の売上、受注、提案、スキルが増えれば増えるほど、顧問先の会社が良くなり、しいては福岡の街が良くなると信じている。

だから、会社やマネジメント層が与える目的・目標は重要なのである。

この記事は 2009年 7 月 11日(土曜日) に投稿されました。
登録カテゴリー:スタッフブログ.
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