~変革の時~ 
コーチングについて考える

本日18時より、W塾勉強会に参加した。

W塾はS社代表者のもとに募った若手経営者の勉強会で、数年前より2月に1回ペースで実施されており、私も世話人として参画している。

今回のテーマは、「社員の能力の引き出し方」で、発表者は昨年、独立開業されたT氏であった。

社員の能力を引き出すための基本的な考え方は、「人間は無限の可能性があり、各々能力はその人自身が持っているので、その答えを見つけるためのサポートを行う必要がある。」という性善説に立つことだ。

やる気のない人を変えるためには、自分の接し方をどう変えるかが大事である。やる気のない人をいかに成長させることができるかについて、自分自身が強く意識しなければならない。そこで支援が必要となるが、どのような気持ちで行うか(姿勢)が重要となる。常に感謝の気持ちで支援することで効果は飛躍的に上がる。ただ、支援者自身が部下に信頼され、見本を見せることができなければ、効果が半減することを肝に銘じるべきであろう。部下を直接変えようとするのではなく、自分の接し方を変えることで、結果として部下にやる気を促すことができるのである。

また、T氏はコーチングリーダーによる部下育成7ヶ条として次のように表現していた。

(1) リーダーは自立した人である
(2) 信じる・信頼される
(3) 聞く
(4) 承認する
(5) 質問する
(6) 否定しない
(7) 待つ

上記内容を、自分自身に置き換えた場合、十分にできているとは正直言えない。今後、意識的に改善していきたい。

また、下記のように、「会社における依存型人間はこうして育成される」と紹介された。
~福島正伸著「メンタリングマネジメント」より~

(1) 相手に納得させることなく、無理やりやらせる
(2) 相手の安楽に訴える
(3) 自分が諦めている
(4) 危機感を伝える
(5) 自分が楽をする
(6) 相手のせいにする
(7) 相手の話を聞かない
(8) 相手に関心を示さない

経済環境の厳しい現在において、依存型人間は経済的にも精神的にも生存が難しく、間違いなく社員と会社の両者を不幸にする。能動的で自立した人材の育成こそ、今後、我々が注力していく課題であると思った。

この記事は 2009年 8 月 19日(水曜日) に投稿されました。
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