YCAビジネススクールⅢ 第10回目(白垣)

本日、YCAビジネススクールⅢの第10回目が開催された。

前半部は、独立されたばかりの公認会計士M氏の経営戦略発表であった。某大手監査法人で数々の業務を経験され、高いスキルを持つ大変優秀な方であるので、今後の活躍を確信している。

後半部はマーケティング論第2回であった。

1978年に邦訳されたガルブレイスの「不確実性の時代」から約30年余りもの時が流れ、現代はグローバリゼーションとテクノロジーが世界レベルで絡み合い、さらに不確実性の高い時代となった。
フィリップ・コトラーはこの乱気流のような時代を「新しい通常状態(ニューノーマル)」と呼んでおり、2つのことを提唱している。まず、乱気流に対する脆さを指摘し、企業はこれに対する防衛策をとる必要があること。次に、必ず機会があり、企業はこれを活用しなければならないことである。

あらゆる不確実性を予測することは不可能であるが、「ほぼ確実と見られる事象」と「確実性は低いが、起こった場合に大きな影響を与える事象」の2つに対して防衛策を準備し、組織をコントロールすることは可能だ。

外的刺激にいち早く対処し、変化に耐えうる組織を構築して、虎視眈々と機会を狙うためには、変化を前提とした企業風土や弾力性のある組織づくりが望ましい。そのために、まずビジョンや理念、すなわち企業の根本となる「考え方」をしっかり見つめ直す必要があるだろう。

個人の成果を出すための原則は、適切な目標に向けて力を集中することであり、そのために、やるべき事とやめるべき事を見極める必要がある。将来を望むならば、結果としての現状を受け入れ、新しく始めることと完全にやめるべきことを選択しなければならない。

マーケティング戦略の基本は、新規事業と撤退事業を見極め、事業焦点に強みに集中することだ。不確実性の高い時代にあっても、従来の枠組みや前提条件にとらわれない市場の細分化から希望が見出せるのではないだろうか?

この記事は 2009年 10 月 17日(土曜日) に投稿されました。
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