YCAマネジメントスクールⅠ 第9回目(白垣)

本日、YCAマネジメントスクールⅠの第9回目が開催された。
前半はSWOT分析の発表、後半は仮説思考力の講義を行った。

SWOT分析の発表で改めて感じたことは、4つのボックスに現象を整理しただけでは、思考停止で終わってしまうことである。現代はビジネスにおいても日常生活でも様々な要因が複雑に絡み合って簡単に答えの出せない物事ばかりで、フレームワークという箱に情報を放り込んでも答えが返ってくるはずもない。

SWOT分析で重要なことは、仮説→検証→示唆を生み出す作業である。そのために、外部環境と内部環境を細分化した上で観察し、その背景を洞察することが必要になる。
ある力が作用して現象を生み出し、その現象が高低や増減などの差を作る。そして、差を認識できれば、分けることが可能になる。

外的環境が日々加速度を増し、変化している状況にあっては、意思決定にスピードが求められ、体裁よく形を整えることで完了し、踏み込んだ思考過程に進めない現実がある。
しかし、「時間があれば・・・」という言い訳は思考停止に他ならない。

一方、思考の内部阻害要因を考えると、観察と洞察を省略してしまう勝手な思い込みや過去の経験にしがみつく安易な仮説構築が挙げられるが、広い視野と高い視座を意識することで、これらの阻害要因を排除することができる。

相手(お客様)の立場から、その心理や本質を見抜くような横軸(観察力)と縦軸(洞察力)の2つの軸からアプローチすれば、表面的に同質化している事象であっても、差を見出すことができ、仮説を補完する検証材料としてのファクトを発見する可能性も高くなる。

フレームワークは手段であり、目的ではない。SWOT分析においても、そこから何を示唆できるかが重要であろう。

この記事は 2009年 11 月 18日(水曜日) に投稿されました。
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