YCAビジネススクールⅢ 第13回目(白垣)

本日、YCAビジネススクールⅢの第13回目が開催された。

前半部は、本年度の目標発表、後半部は会議マネジメント第2回であった。

目標を考えるとき、それ単体だけでは成立しない。あくまでも目的(GOAL)→目標(PLAN)→手段(DO)の一過程であり、「目的」が明確でなければ、そこへ向かうための道筋となる「目標」も定まらないし、次の過程である実際の行動を指す「手段」さえ曖昧なものになってしまう。

自民党から民主党への政権交代をはじめ、様々なパラダイムシフトが起きている。西洋から東アジアを中心とする東洋への富・経済の変動などこれからも経験したことのない事象が起こるだろう。しかし、社会や経済の変化に対する新たなルールや指針は明示されておらず、あらゆるものが不確実性に対する手探り状態である。つまり、答えは自分自身が探さなければ誰も提示してくれないのである。
現代は、個人においても企業においても、新たな時代に適応するための目的を自らが見出さなければならない。不況の影響を受けた企業の大半は、古い時代に対応した財務体質や組織体質であり、その構造自体を新しい時代に見合うものにしなければならない。そして、組織を構成する全員が目的を再考し、具体的に行動を起こすような自律を主眼としたモラルが必要になるだろう。

科学技術の進歩は、人間そのものの進歩を意味するものではない。それは経済成長やGDPの増加が本当に私たちを豊かにするものであったか。問うてみれば自明であろう。
簡単にモノやサービスが売れない時代にあっても、それが社会を豊かにするものであれば価値あるものとして顧客に受け入れてもらえるはずである。顧客満足と社会貢献の原則はいつの時代も変わらない。それを400年前に書かれた近江商人「商売の十教訓」が示してくれる。

商売の十教訓
1 商売は世の為の、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり
2 店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何
3 売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる
4 資本の少なきを憂うなかれ。信用の足らざるを憂うべし
5 無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れ
6 良き品を売ることは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり
7 紙一枚でも景品はお客様を喜ばせる、つけてあげるものがないとき、笑顔を景品にせよ
8 正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ
9 今日の損益を常に考えよ。今日の損益を明らかにしないでは、寝につかぬ習慣にせよ
10 商売に好況、不況はない、いずれにしても儲けねばならぬ

この記事は 2010年 1 月 23日(土曜日) に投稿されました。
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