~変革の時~
銀行員との勉強会開催

本日18時より、弊社において某金融機関の行員に対する勉強会を実施した。同金融機関は、他県に本店を置く財務健全性の高い地方銀行であるが、成長志向の若手行員が多く、最後まで活発な議論が展開された。

今回のテーマは、「個人目標の設定方法」であった。

今年1回目の勉強会ということで、参加者各自に個人目標を発表してもらった。昨年一年間を振り返って、新たな目標を設定しその年の行動計画を立てることで、間違いなく人生の結果は大きく変わってくる。個人における目標設定は、人生の確かなマイルストーンとなり、なりたい自分への達成可能性を確実に高めてくれる。目標設定スキルは人生の成功法則と言っても過言ではない。

目標の設定は、望ましい状態(理想)と現状のギャップを課題として認識し、それを達成するために行う。この場合、重要となるのは「望ましい状態(理想)の設定」と「現状分析」だ。なりたい自分(ゴール=望ましい姿)をできるだけ長期的に捉え、5年又は10年位先をイメージすべきであり、例えば、社会的な地位、経済状態や健康状態などバランスよく設定することで正しい方向性を示してくれるので主体的に行動できるようになる。そのマイルストーンとして1年の目標設定を行えば、より高い目標を達成できるのである。逆に明確な目標がないと外部環境に強く影響され、成り行きの人生を受動的に送ってしまう可能性が高まるだろう。

現状分析においては、SWOT分析が有効だ。SWOT分析とは、自身の状況を適切に把握して、他者との比較において競争優位の戦略を立てるために、直面する外部環境(機会・脅威)と、資源などの内部環境(強み・弱み)を分析する手法である。なお、SWOTとは、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の頭文字をとったものである。SWOT分析では、相対比較が重要であり、ライバルや理想の上司など適切なベンチマークを設定すべきである。また、現在起きている好ましくない状況についてもでるだけピックアップし、その根底にある原因を掘り下げて抽象化していくことで、その解決方法を容易に選択できるので併せて検討するとよい。

もちろん目標を立てるだけでは駄目で、PDCAのマネジメントサイクルを適切に機能させなければならないことは言うまでもない。まず、なりたい自分(ゴール=望ましい姿)を設定し、それを達成するための行動を計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→修正(Action)することが不可欠である。目標は、思っているだけでは決して達成することはできない。必ず行動を選択しなければならない。逆に言えば、行動を選択することは、結果を選択することに他ならないのである。特に高い目標は短期的に達成できないため、深い動機付けと理由付けが必要であり、かつ、必要な行動を習慣化しなければならない。

最後に、目標設定のプロセスは、(1)現状分析 (2)なりたい自分(ゴール=望ましい姿)の設定 (3)課題の設定 (4)目標の設定となる。そして、(5)PDCAのマネジメントサイクルを適切に回転させていくことで目標の達成確率を飛躍的に上げることができるのである。これら5つのスキルはビジネスのみならず、人生設計の上でも非常に有効な手法であるので、今後も極めていきたい。

この記事は 2010年 1 月 13日(水曜日) に投稿されました。
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