~変革の時~
若手行員との勉強会開催

本日19時より、弊社において某金融機関の若手行員に対する勉強会を開催した。最後まで熱く前向きな議論が展開された。
この勉強会は、弊社と親交のある中堅行員が中心となって、将来同行を背負って立つ人材育成が目的で月一回のペースで行われている。

今回のテーマは「考える力」であった。

前回学習した「考える力」をベースに、数人でグループ分けを行っていただき、事前に各班でブレーンストーミングを実施した上で、「朝早起きして勉強する習慣」と「仕事が終わって夜運動する習慣」をテーマに発表してもらった。

各グループにおいて、様々なフレームワークや切り口を用いて若い感性での発表が行われた。誠実な内容や姿勢のものが多く、大変いい刺激を受けた。今後の彼らの成長が楽しみである。私も同年代だった時、この考える力が脆弱であったためか、つくづく短期的・短絡的な思考で行動していたと思い出し、とても懐かしく感じた。

考える力が身につくと、前提条件の間違いや思い込みによる問題点、課題やリスクなどに気づくようになる。また、MECEに基づく各種フレームワークを通して、分解することによりこれまで見えなかったものの本質が浮き彫りになり、適切な行動を選択できるようになる。

人生の成功者となるためには、自立(主体性を発揮・目的を持って始める・重要事項を優先)しており、相互依存の精神(Win-Win・理解してから理解される・相乗効果を発揮)をもって、常に刃(読書・運動・睡眠・勉強)を研ぎ続けなければならない。そのためには、健康な肉体と精神が要求される。バテない持久力と折れない心が必要であり、運動の習慣、バランスの取れた食事及び質の高い睡眠等を追及すべきである。また、高いモチベーションが要求される。明るいこと。前向きであること。能動的であること(受身でないこと)。元気であること。ピンチはチャンス(機会)と思えること。口先だけではなく、行動(結果)を選択できること。できない理由ではなく、どのようにしたらできるかと考えられること。常に困難な方を選択ができること。自己実現・成長を追及できることなどが必要であろう。

誰もが時間だけは平等に与えられている。その与えられた時間をどのように使うかで結果は大きく異なってくることから、時間管理マネジメントこそが成功の鍵と言える。そこで、無駄な時間の削減や効率的な働き方を探求し捻出できた時間を、「七つの習慣」の著者スティーブン・R・コヴィー氏が言う第二領域に投資することで、確実な成長の螺旋を描くことができるようになる。

第二領域とは、重要性は高いが緊急性がないものであり、自ら自発性を持って働きかけなければ実行できない領域(読書、学習、運動、人間関係、健康など)である。それに対して第一領域(重要性が高くて緊急性があるもの)は黙っていても向こうから働きかけてくるため、この領域に多くのビジネスパーソンは時間を忙殺されている。第二領域に投資することで、次第に第一領域が縮小し、自分の思い通りに人生をデザイン実行できるようになる。人生の成功法則は、どれだけ第二領域に投資できるかにかかっていると言っても過言ではない。

行動を選択することは、望ましい結果を選択することに他ならない。望ましい結果は第二領域の活動のみから導き出され、短期的には達成できないものが多い。中長期の計画を持って、それを達成するための第二領域の活動を習慣化することで、誰もがなりたい自分になれると信じて疑わない。緊急性がないことを習慣化するためには、深い動機づけ及び理由づけ並びに継続させるための仕組みづくりがポイントであり、かつ、最も重要なスキルであると確信している。今回のテーマである「朝早起きして勉強する習慣」と「仕事が終わって夜運動する習慣」は、私自身が失敗を繰り返しながら長年自問自答してきた、最も望ましい習慣化すべき行動の答えである。これらが習慣化できるようになってからは、継続的に望ましい成果や結果を出し続けている。

この記事は 2010年 7 月 20日(火曜日) に投稿されました。
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