~変革の時~
ドラッカーの思考を考える

経営コンサルタントの藤屋氏が、「図解で学ぶドラッカー入門」、「図解で学ぶドラッカー戦略」、「ドラッカー経営戦略」及び「ドラッカー経営のツボがよくわかる本」に続き、この度5冊目の著書「20代から身につけたいドラッカーの思考法」を出版した。新刊の発行を記念して、本日19時から福岡交通センタービルの8階大ホールで同氏による出版記念講演が開催され、悪天候にも関わらず100人近い参加者があり会場は熱気にあふれていた。弊社及び弊社企画勉強会のメンバーも多数参加していたが、各参加者の評判はとてもよく、私自身も大変いい刺激を受けることができた。

藤屋氏とは弊社を立ち上げる時から交流があり、弊社主催の勉強会では、戦略的な視点でいつも的確なアドバイスや指摘をいただいている。前著「図解で学ぶドラッカー入門」は、昨年5月30日に発売され、現在、55,000冊刷のベストセラーとなっており、新書も引き続き、20代の若い方にも読み易いように難しい専門用語はほとんど用いず、これまでにも増してドラッカー思考を巧い例えを用いて分かり易く解説している。発売当初のセールスが、前著を超える勢いであるというのも頷ける。「マネジメントの父」と呼ばれるドラッカーの思考法を原則的、哲学的な視点でとても分かり易くまとめてあり、特に若いビジネスパーソンに、座右の書として何度も読み返して欲しい一冊である。

本日のセミナーのテーマは、「ドラッカー理論による自分では気づかなかった強み発見法」であった。

(1)なぜ、自分の強みが認識できないのか? (2)強みをどのようにして見つけられるのか (3)強みを発見するための心構えなどについて、体験談を交え、熱心にかつ分かり易く講演された。藤屋氏の巧みな話術と魅力的な講演内容により、時間がとても短く感じられたのは私だけではないだろう。最後に、ご自身も強みを発見するために、「あせらないこと」、「あきらめないこと」、「やってみること」及び「徹底すること」を重視してきたと締めくくられたが、私自身も全く同感だ。

企業を取り巻く経済環境は、極めて過酷な競争に突入している。もはや戦略なき企業や個人が自身の経験のみで存続・発展できる余地は少ない。自らイノベーション(革新)を起こし、その差別化された知識、スキルや経験等を仕事に生かすことが不可欠であるのは間違いない。

 

<20代から身につけたいドラッカーの思考法>

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この記事は 2010年 8 月 6日(金曜日) に投稿されました。
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