TAC実務家セミナー開催

本日14時半より、TAC福岡校において実務家セミナーを開催した。テーマは、社会人が国家試験に合格するための戦略的な勉強法であった。日曜日にもかかわらず、とてもたくさんの方々に参加いただいた。別紙のとおり、対象者は税理士及び中小企業診断士の受験者であったが、限られた時間を勘案して、税理士試験を中心に受験の考え方及び戦略的学習法について解説を行った。

筆者は、大学卒業後およそ10年間、税理士受験校で指導を行ってきた実績があり、そのときの経験を基に説明を行った。特に社会人が難易度の高い国家試験の受験を行う場合には、短期的な詰め込み学習では到底合格することは難しい。正しい目標設定とモチベーションの維持はもちろんのこと、合格水準とのギャップを埋めるために戦略的な学習の習慣(反復)が不可欠である。

しかし、実際の受験指導の現場では合格させることが最終目的になっていることが多い。たとえ合格した者であっても本当の意味で学習内容を理解できている方はごく僅かではないだろうか。実務の現場では、理論を体系的かつ論点を理解していなければ、クライアントを納得させる提案や本質的な問題解決を図ることはできない。時には前提条件そのものを履き違えてしまい、全く異なった結論を導き出した結果、クライアントに甚大な損害を蒙らせてしまうことにもなりかねない。

難易度が高い国家試験の出題者は、当然暗記力を試しているのではなく、全体を把握する能力や出題意図に沿った説明能力などを試しているのであるから、暗記に偏重した学習ではなく、理解重視の学習が合格への近道であることは間違いないだろう。実際に、理解重視の学習ができた方は一流の専門家として成功する可能性が高く、長期的なキャリア形成の視点からみても好ましいことは言うまでもない。

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この記事は 2012年 11 月 25日(日曜日) に投稿されました。
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