今年一年を振り返って

今年一年も、お陰様でとても充実した日々を送ることができた。目まぐるしく変化する経済環境下では、演繹的に前提条件を考え、帰納的に仮説を立てて検証することが重要である。また、世界的に大地震、火山の噴火や台風などの自然災害が多発し、地球環境自体が大きく変わってきていることを真摯に受け止める必要性を感じている。そのような激変する環境の中、今年も本当に素晴らしい多くのご縁をいただき、自分自身だけではなく、スタッフの皆様方やたくさんのクライアントの方々の、大きな成長や発展に寄り添うことができたことで、達成感と共に、感謝の気持ちでいっぱいである。弊社組織も、理念経営を軸に大きく変革が進み、今後の成長を予感させられる一年になった。これまでの20年間、意識的に困難な目標を設定、困難な行動を選択して、困難と対峙し続けてきたことで、結果として本当に素晴らしい人生を送れていると感じている。これからも因果律の大切さを、より多くの人々に伝えていきたい。

この1年を振り返ってみると、米中の貿易戦争の影響で世界経済は不透明感を増してきた。中東をはじめとする世界的な憎しみの連鎖は治まることを知らず、依然として各国でテロが頻発している。行き過ぎた金融緩和の結果、世界的に株価は乱高下し、デリバティブを駆使したマネーゲームや、個人がデイトレードに一喜一憂する異様な光景にも、人々は何も疑問を感じず、楽して儲けることがあたかも善であるかのように見えてしまうのは本当に恐いことだと思う。このような幻想は、いずれ崩壊すると歴史が証明していることを肝に銘じなければならないだろう。

一方の日本経済は、日銀によるETFの買付け、GPIFや日本郵政グループなどオールジャパンで株価の買い支えを行っており、完全に株式市場は官製相場へと化している。株価の暴落がそのまま、これら機関の評価となり、その存亡に大きく関わってくる現状のシステムでは、やむを得ないのかもしれないが、客観的にみると、とても恐ろしい結末を予想してしまう。実質的には、既に日本の金融機能は崩壊しているのかもしれない。いつ弾けるかわからない、そのとてつもなく大きな膿は、さらにマグマのように蓄積していくことになるのだろう。これからの日本は、団塊世代が随時、健康寿命に達していくことで、過去例がないような人口減少、超高齢化社会に突入していくことになる。2025年には、中小企業経営者の3分の2が70歳に達することになるが、その半数以上は後継者不在である。それに加え、若年人口減少の影響による中小企業の人手不足は深刻であり、外国人雇用を含めた雇用の多様化、IT技術等を用いた業務の効率化や自動化、ペーパレス化、機械化などによる生産性の向上が間違いなく重要課題であるといえるだろう。しかしながら、ほとんどの中小企業において、これらの課題に十分に適応できていない現況を鑑みると、後継者不在企業のみならず、相当数の中小企業は、廃業や、M&Aなどの事業譲渡等を選択することになるのだろう。今後10年間は、これらを戦略的選択肢として、成長機会にできる企業が、日本経済を支えていくことになるのかもしれない。

私は、毎年年始に①業務目標 ②自己啓発 ③健康管理の三つの観点から目標設定を行っている。今年も業務目標のほぼすべてを達成することができ、大きな成長を実感することができた。昨年同様、本年も200回以上各種セミナーやワークショップ等を実施した。私自身、弊社におけるアジアでのビジネス展開を想定し、昨年に引き続き英語力強化のためTOEIC受験を行った。今年は8回受験した。4年前の9月より、毎日早朝にインターネット英会話のレアジョブを習慣化し、既に1547レッスンを受講した。結果として、英語力で不自由を感じることはなくなった。平日は朝6時半に出社して、1時間半の勉強時間を捻出、休日は6時間以上の学習時間を確保し、今年も最後までやり通すことができた。

健康管理については、折れない心と強靭な肉体を維持することを継続的な目標としている。一昨年より登山を習慣化し、今年は、宝満山43回(このうち三群山までは16回、頭巾山や仏頂山までが26回)、富士山1回、九重連山3回の登山を行った。宝満登山はこれまでの累計で102回となった。特に、御殿場ルートでの富士登山は、本当に過酷であったが、その分、深く記憶に残る体験となった。登山は、瞑想による心の鍛錬にもつながり、かつ、強靭な肉体へと変革ができるものと確信しており、クライアントやスタッフなど数多くの方々と共に、とても有意義な時間を過ごすことができた。現在のBMIは22、体脂肪率12%前後と目標数値も達成することができた。土日祝日のいずれかと平日一回は必ずスポーツジムに通うことを習慣化し12年目になるが、この一年間もやり通すことができた。

この世のすべては、原因と結果の法則、つまり、因果律によって成り立っており、善因善果、悪因悪果が前提である。これは、自然科学の法則であり、決して避けられないものであると考えている。正しい行動を習慣化することで、自分自身のDNA(遺伝子情報)のスイッチが入り、自ら望ましい運命を築くことができる。常に望ましい姿をイメージし、現実とのギャップを埋めるための課題を設定し、それを達成するための行動を選択(習慣化)することで、どんな高い目標も達成でき、なりたい自分になれると信じて疑わない。最後に、今年も成長を感じられるとてもよい年だったと思う。長年の念願であった弊社の国際化に対する取組みも始まり、とても素晴らしいクライアント、仕事やスタッフ等との出会いにも恵まれ、大きく社会に貢献できている達成感を実感している。来年も再来年も更に成長できるよう、このよい習慣を継続していきたい。

この記事は 2018年 12 月 28日(金曜日) に投稿されました。
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