今年一年を振り返って

本日が弊社の本年最後の営業日となった。何か大いなる力に導かれるように、大変充実した一年を送ることができた。とても優秀なスタッフやたくさんのクライアントの方々の成長や発展に寄り添い、また、多くの素晴らしいご縁をいただき、感謝の気持ちでいっぱいである。更に自分自身の信念は強くなり、公私ともに持続的に成長でき、本当に素晴らしい人生を送れていることを実感している。

この1年を振り返ってみると、2月のロシアによるウクライナ侵攻により世界中は大混乱に陥り、すぐに原油や天然ガス等の資源価格が高騰した。中国が頑なにゼロコロナ政策を継続したことと相まって、サプライチェーンは混乱し、世界中で近年類を見ない速さでインフレが進展している。そのような中12月には中国がゼロコロナ政策を終了、正常化へ舵を切ったが、急激な勢いで国中にコロナ感染が拡大し、更に世界経済の混乱に拍車をかける見通しである。また、アメリカやイギリスのみでなく、世界各国で、インフレ抑制のためにリーマンショック以降の大規模な金融緩和の終了に向けた金融正常化へと舵を切っており、資金供給量の縮小や金利上昇を前提に動き出している。そのような中で日本のみが、出口の見えない大規模な金融緩和を継続すると表明しているが、必然的に急激な円安による資源高に見舞われ、貿易収支のみでなく経常収支も赤字に転落した。日銀も早晩、緩和縮小に舵を切らなければならないが、禁じ手と言われる大規模な国債やETF等の買入れを行っているため、極めて難しい対応を求められることになるだろう。今後、起こり得る非常にネガティブな変化を前提に、大きな潮流を適切に読みながら、迅速にリスクをとって経営判断をし続けなければ、存続できない時代に突入したことを肝に銘じなければならない。また、現状の新型コロナウィルスの症状を勘案すると、ウィズコロナを前提に、個人は免疫機能が適正化するライフスタイル(健康な食事、質の高い睡眠、下半身と心肺を強化する定期的な運動、ポジティブ思考など)に転換していくことが求められており、企業の役割としてもそれをサポートするものでなければ事業継続そのものが困難になっていくことが想定される。つまり、今後は理念経営と明確なビジョンを打ち出せる企業のみが、成長又は継続できるのではないだろうか。

日本は、2025年問題に象徴される中小企業経営者の高齢化と、日本人労働者の急激な減少、従業員を雇用する中堅企業や中小企業の廃業、大企業のリストラ等、円安の恒常化による資産インフレによって、かって経験したことがない厳しい経済危機に直面しようとしている。特に中小企業は存続していくために、適切に内外の環境を分析し、自社の存続領域を見極め、戦略的なポジショニングのために事業再構築を探索しなければならないだろう。昨年よりコロナ禍と2025年問題への対策策として、過去例を見ない規模で、事業再構築補助金の交付事業が実施された。弊社は、理念と合わないという理由で補助金取得のための支援事業は原則として行ってこなかったが、企業存続や成長のための事業再構築は、弊社の経営理念そのものであり、経営計画や戦略策定については弊社の卓越した強みであることから、限られた経営資源の中で事業再構築のためのコンサルティングを実施し、今年も100%の採択率を達成した。また、環境変化の潮目を反映してか、事業承継や事業再生、成長戦略を前提としたM&A等のコンサルティング業務が急増し、今年も悪戦苦闘しながらもクライアントに貢献できたと確信している。これら業務を、事業再構築に本気で取り組む企業に貢献できる機会として、更に戦略ストラジストとしての能力に磨きをかけていきたい。

私は、毎年年始に①業務目標 ②自己啓発 ③健康管理の三つの観点から目標設定を行っている。今年も業務目標のほぼすべてを達成することができ、大きな成長を実感することができた。昨年同様、本年も数多くの各種セミナーやワークショップ等を実施した。昨年8月より、バランス・スコアカードのワークショップを月1回のペースで開催しているが、今年からは、クライアント企業のDX推進のため、特にGoogleやクラウドサービスを用いた経営変革をテーマに行い、大きな成果を実感することができた。私自身は、弊社におけるアジアでのビジネス展開や国際化を想定し、昨年に引き続き英語力強化のため、TOEIC受験を10回行った。この年齢になっても、なお、最高得点を更新することができた。TOEIC受験は2時間フルに集中する必要があるため、集中力と精神的持久力を鍛錬するのに最適である。また、8年前の9月より、毎日早朝にインターネット英会話のレアジョブを習慣化し、既に3001レッスンを受講した。平日は朝6時半に出社して、1時間半の学習時間を捻出、休日は6時間以上を確保し、今年も最後までやり通すことができた。

健康管理については、折れない心と強靭な肉体を維持することを継続的な目標としている。6年前より登山を習慣化し、今年は、宝満山149回(このうち若杉山まで縦走6回、砥石山・鬼岩谷まで縦走16回、三群山まで縦走38回、難所ケ滝や仏頂山まで縦走48回)、北アルプスの剱岳の早月尾根ルートと白山、九重連山(大船山・久住山・稲星山・中岳・天狗ケ城・星生山・三俣山の縦走)、二丈岳等3回(うち十坊岳縦走1回)、由布岳などの登山を行った。宝満登山はこれまでの累計で473回となった。宝満登山は、潜在意識と運動能力を効果的に鍛錬し、特に瞑想を通じて心を研ぎあげることができ、更に信念が強まったと確信している。一去年から宝満山は一切休憩なしで登るようにし、この1年間を通して1度も途中で立ち止まらなかった。結果として、竈門神社の駐車場から宝満山頂上まで43分くらいで登れる脚力と持久力・精神力を維持している。今年も必ず縦走を心掛け、トータルで450以上の山の登頂を果たした。今年は合計9回の長距離縦走(4~6万歩以上)を行い、更に心身ともに強くなった。特に、北アルプス三大急登と言われる剱岳の早月尾根ルートは、雄大で感動的な大自然の景色を直に見ることができ、とても忘れがたい体験となった。年間歩数もおよそ380万歩で目標を達成することができた。人間も自然の一部であるので、因果律に基づくエコシステムが働いている。負荷の高い運動で一定時間以上、心拍数を上げる習慣は、血流を高め毛細血管を健康に保ち、かつ免疫機能が最適化されるだけではなく、側頭葉の深部にある海馬を何歳になっても成長させ、脳機能を持続的に改善させることは科学的にも証明されている。登山の習慣は、足腰を強固にするだけでなく、人間が亡くなるまで持続的に頭脳や心身を成長させることができる画期的な選択だと確信している。今年もクライアントやスタッフなど数多くの方々と共に登山させていただき、とても有意義な時間を過ごすことができた。現在のBMIは20.5、体脂肪率10%以下と目標数値も達成することができた。平日1回は必ずスポーツジムに通うことを習慣化し16年目になる。具体的な7つの習慣(①登山 ②英語学習 ③読書 ④瞑想 ⑤質の高い睡眠 ⑥健康的な食事 ⑦デジタルシフト)を行うことをルーティンとしているが、この一年間もやり通すことができた。

今年は、田坂広志氏の著書やGoogleなどデジタル関係の図書を数多く読ませていただき、たくさんの気づきを得ることができた。「人間いつか死ぬ。いつ死ぬか分からない。人生は一度しかない。」という三つの真実を肝に銘じ、自分自身の潜在意識に集中して生きていきたい。人間が成長するためには困難と歓喜が不可欠である。困難を自ら選択し、それを歓喜に変えることができれば誰もが楽に成功できる。「艱難辛苦汝を玉となす」を肝に銘じ、信念を持って、潜在意識を磨き続けることが人生では最も重要である。正しい行動を習慣化することで、自分自身のDNA(遺伝子情報)のスイッチが入り、自ら望ましい運命を築くことができる。常に望ましい姿をイメージし、現実とのギャップを埋めるための課題を設定し、それを達成するための行動を選択(習慣化)することで、どんな高い目標も達成でき、なりたい自分になれると信じて疑わない。最後に、今年も成長を感じられるとてもよい年だったと思う。とても素晴らしいクライアント、仕事やスタッフ等との出会いにも恵まれ、大きく社会に貢献できている達成感を実感している。来年も再来年も更に成長できるよう、このよい習慣を継続していきたい。

この記事は 2022年 12 月 27日(火曜日) に投稿されました。
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