~変革の時~ 
銀行員との勉強会開催

本日18時より、弊社において某金融機関の行員に対する勉強会を実施した。同金融機関は、他県に本店を置く財務健全性の高い地方銀行であるが、成長志向の若手行員が多く、最後まで活発な議論が展開された。
この勉強会は今回が1回目で、今後月1回ペースで行っていく予定である。

前半は、「ビジネスマンに要求されるもの」というテーマで議論を展開した。
成功者に共通する要素として、(1)高潔な人格 (2)健康(強靭)な肉体と精神 (3)やる気(モチベーション) (4)ビジネススキルの4つがある。前3つが前提条件となり、4つ目のビジネススキルを活かすことができる。これらをバランスよく習得していければ、間違いなく成功できるのである。

そのために必要なことは、第二領域(重要性が高く、緊急性が低いもの)への時間投資とその習慣化である。具体的には、質の高い読書・運動・睡眠・勉強や有効なコミュニケーションなどであるが、これら刃を研ぐ習慣を実践している方は、かなり高い確率で10年後には大きな成長を遂げている。人生の勝者となるためには、これら第二領域の習慣化が不可欠である。なお、第二領域を習慣化するためには、深い動機づけと理由づけ及び仕組化が鍵となることを肝に銘じるべきであろう。

後半のテーマは、「実践的な財務諸表の見方・考え方」であった。

財務諸表は、企業の経営成績及び財政状態を明らかにするために作成されるものである。会社法や会計基準などルールに従って作成されるべきであるが、中小企業や中堅企業では税法基準により作成されることが多い。
財務諸表の利用者としては、株主、債権者、経営者、取引先及び税務当局などがあるが、原則として、年1回作成される決算書は、これら多くの利害関係者に利用されるため、どうしても利害調整的側面は否定できない。従って、経営判断を適切に行うためには、月次決算の運営管理が最も重要となる。

そもそも財務諸表が、企業が社会に貢献して、継続的に存続成長していくために、その現況を把握することが目的であれば、できるだけ的確かつ適切な内容で表示すべきである。
経営者は企業の目標(望ましい状態)の設定を行い、中長期計画・短期計画に基づいて、予算実績対比等による進捗管理や現況把握等を行わなければならない。そのために、中長期計画では、望ましい貸借対照表の状態(自己資本比率、資産バランスや負債バランスなど)を、短期計画では、付加価値の発生源泉や利益率、収益構造、コスト構造、フリー・キャッシュ・フローとの関係などを強く意識して作成すべきである。

この記事は 2009年 11 月 11日(水曜日) に投稿されました。
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