~変革の時~
若手行員との勉強会開催
本日19時より、弊社において某金融機関の若手行員に対する勉強会を開催した。今回も多数の参加で、最後まで前向きな議論が交わされた。
この勉強会は、弊社が親交のある中堅行員が中心となって、将来同行を背負って立つ人材育成が目的で月一回のペースで行われている。
後半のテーマは「本年度の目標発表」であった。
平成22年における1回目ということで、各参加者に今年の目標を発表していただいた。参加者が多かったためか、最後の発表者が終わるころには21時半になっていた。20代後半の若い方が大半であったが、全員が発表資料をマインドマップにて作成し、真剣に取り組んでおり、モチベーションが非常に高く大変刺激を受けた。自己啓発では、TOEICなどの各種資格取得、マラソン挑戦、ジムトレーニング、ダイエットや読書などを目標とする方が多かった。
目標達成力は、スキル、モチベーション及び管理の3つのマネジメントがポイントで、理論と実践の両方が重要となる。仕事、プライベートを問わず目標達成力の高い人間は、かなりの確率で思い通りの結果や成果を出し、人生を主体的にコントロールできることを鑑みても、目標達成力が最も重視すべき成功法則であることは間違いないだろう。
目標の設定は、望ましい状態(理想)と現状のギャップを課題として認識し、それを達成するために行う。この場合、重要となるのは「望ましい状態(理想)の設定」と「現状分析」だ。もちろん目標を立てるだけでは駄目で、PDCAのマネジメントサイクルを適切に機能させなければならないことは言うまでもない。目標設定のプロセスは、(1)現状分析 (2)なりたい自分(ゴール=望ましい姿)の設定 (3)課題の設定 (4)目標の設定となる。そして、(5)PDCAのマネジメントサイクルを適切に回転させていくことで目標の達成確率を飛躍的に上げることができるのである。これら5つのスキルはビジネスのみならず、人生設計の上でも非常に有効な手法である。目標は、思っているだけでは決して達成することはできない。必ず行動を選択しなければならない。
誰もが時間だけは平等に与えられている。その与えられた時間をどのように使うかで結果は大きく異なってくることから、時間管理マネジメントこそが成功の鍵と言える。そこで、無駄な時間の削減や効率的な働き方を探求し捻出できた時間を、「七つの習慣」の著者スティーブン・R・コヴィー氏が言う第二領域に投資することで、確実な成長の螺旋を描くことができるようになる。
第二領域とは、重要性は高いが緊急性がないものであり、自ら自発性を持って働きかけなければ実行できない領域(読書、学習、運動、人間関係、健康など)である。それに対して第一領域(重要性が高くて緊急性があるもの)は黙っていても向こうから働きかけてくるため、この領域に多くのビジネスパーソンは時間を忙殺されている。正しい目標を設定し、第二領域に投資することで、次第に第一領域が縮小し、自分の思い通りに人生をデザイン実行できるようになる。人生の成功法則は、どれだけ第二領域に投資できるかにかかっていると言っても過言ではない。