謹賀新年
新年 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
午前中は弊社の経営方針及び個人目標の発表会を開催した。まず、弊社の本年における重点課題について発表した上で、激変する今後の日本経済の要因について解説し、そのパラダイム転換にどう向き合うべきか、我々の存在意義は何かについて皆で共有した。2020年からの10年間は、おそらく数多くの企業で存続をかけた生き残りの戦いになるだろう。それを前提に、今年のテーマは「クライアントとの関係強化」とした。これからもクライアントの立場になって考え、クライアントの変革や存続に全力で貢献していくことを改めて誓った。
各社員の方々には、それぞれ全員に個人目標を発表してもらい、今年の抱負と決意について語っていただいた。一人一人が誠実に自分自身と向き合い、皆が問題や課題意識を持っており、私自身もとても深遠な気持ちになることができた。新年発表会の後、スタッフ全員と若八幡宮へ初詣に行った。会社全体が新たな気持ちで新年度の業務に入ることができたのではないかと思う。
無常に変化する外部環境においても、変わらない、人生の前提条件がある。それは、命には限りがあり、いつ死ぬかわからないということと、因縁果という自然の法則が働いていることである。つまり、善因善果・悪因悪果は不変の法則である。損得で判断すべきではなく、何が正しくて何が正しくないかで判断しなければならない。すべての結果の原因は、自分の思考や判断に起因していることを謙虚に受け止めなければならない。また、命とは時間そのものであり、過去や将来ではなく、今に集中しなければならない。妄想は放置せず、今を生ること、つまり正しい行動を選択し続けることができれば、人間は幸せを感じることができる。そのためには、重要なことだけに命を使うべきである。重要でないことをすることは命の浪費であり、止めなければならない。何が重要で、何が重要でないかを問い続けなければならない。望ましい姿(理想)を常にイメージし、そのための行動を選択し、習慣化することが人生ではとても大切である。私は今年も、①業務目標 ②自己啓発 ③健康管理の3つの観点から、高い目標設定を行った。ここ20年近く、年始に立てた目標をほぼ達成できており、毎年大きな成長を実感している。
夕方からは、クライアントの年頭式に参加した。今年も金融機関や政治家などの来賓をはじめ、数多くの方々が参加されていたが、改めて社員の方々の士気や志の高さには感心させられた。同社は全くぶれずに理念経営を遂行しており、年々組織としての成長を感じさせられる。今後の著しい環境変化に適応するために、新たな付加価値を生み出すことに貪欲に取り組んでおり、このような真摯な姿勢が社会の公器として企業が継続していくためにとても大切であると改めて思った。
今年も引続き、激変する経済環境下、様々な問題や困難等が発生することと思われるが、その一方で自己変革や成長の絶好の機会であるのは間違いない。成長こそが唯一の道であり、摩擦や困難(逆境)を恐れず、今年一年間も果敢に挑戦し続けていきたい。