~変革の時~ 
YCAマネジメントスクールⅠ 第9回

本日午前7時より、YCAマネジメントスクールⅠが開催された。

前半の内容は、事前に出した課題(宿題)で「担当部署におけるSWOT分析」の発表であった。

経営戦略を策定するには、ビジネス環境を分析する必要がある。企業の内部資源と企業を取り巻く外部環境からビジネス環境を分析するフレームワークとしてSWOT分析がある。SWOT分析とは、自社の状況を適切に把握して、競合他社との比較において競争優位の戦略を立てるために、企業の直面する外部環境(機会・脅威)と、経営資源などの内部環境(強み・弱み)を分析する手法である。なお、SWOTとは、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Oportunity)、脅威(Threat)の頭文字をとったものである。

外部環境には、(1)経済的環境(経済成長率、景気動向等) (2)人口動態的環境(出生率、人口規模、少子高齢化、世帯構成等) (3)社会文化的環境(地域、文化等) (4)技術的環境(情報通信技術、加工技術等) (5)政治・法律的環境(規制強化、規制緩和等) (6)自然的環境(天然資源、環境破壊等)などが、内部環境には、競合相手の強みと弱みの相対比較により、生産能力や技術力といったハード面、ノウハウやスキルといったソフト面の内容がある。

環境分析を行った後、SWOTをクロスさせ、(1)強みを活かし機会をつかむ戦略 (2)機会を逸しないように弱みを克服する戦略 (3)脅威からの影響を最小限度にとどめる戦略 (4)撤退し、他に委ねる戦略の4つの基本戦略を策定する。経営資源の乏しい中小・中堅企業においては、競争優位(強み)を明確にし経営資源を機会に集中させ、機会に対する弱みを克服することが重要となる。また、市場を細分化し、大企業が参入してこないニッチ市場をドメイン(事業領域)とすべきである。全方位や大企業と同質化する戦略では、知名度や資本力で勝る大企業に軍配が上がるのは言うまでもない。

各参加者は、今回初めてSWOT分析を行った方が多く、内部環境及び外部環境の細分化や深化、情報収集の手段など不慣れなところが目立った。経営幹部や管理者は、店舗や顧客など現場の状況や、新聞、専門誌や公表資料など情報源に対する感度を上げ、適切に収集・適応していかなければならない。リーマンショック以降における外部環境の変化は、これまで経験したことがないくらい激しい。経営資源の乏しい中小企業では、機会に対応する競争優位(強み)の構築のため、迅速にヒト・カネ・モノ・情報といった経営資源を集中していかなければ、中長期的には存続できないことを認識すべきであろう。

後半のテーマは「考える力」の2回目であった。

前回、「考える力」のうち論理思考力について学習した。今回は仮説検証力及び会議設計力について議論を展開した。

論理的に正しいからといって、相手が納得するとは限らない。仮説検証力による(1)目的の理解 (2)論点の把握 (3)仮説の構築 (4)検証の実施 (5)示唆の抽出という5つのステップを経ることで相手の納得性を飛躍的に高まることができる。具体的には、相手の疑問を知って、定量情報、一時情報や第三者情報などの強いファクト(客観的なデータ)を提示し、検証結果を基にその疑問に対しての意味を見出すことが重要となるのである。筆者も仕事柄、日夜、関与先に対する各種提案業務を遂行しているが、仮説検証力は相手に納得し受け入れてもらうためには不可欠のステップであることを改めて再認識させられた。今後とも、提案スキル向上に努めて、顧客の発展に貢献していきたい。

この記事は 2009年 11 月 18日(水曜日) に投稿されました。
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