~変革の時~
若手行員との勉強会開催
本日10時より、弊社において某金融機関の若手行員に対する勉強会を開催した。今回は、経営コンサルタント 小宮一慶氏の著書「ぶれない人」の内容をマインドマップを用いて説明し、その後、討議を行った。
小宮氏は、同著の中で正しい考え方をベースにし、自分の信念をしっかり持ってそれを貫き通し、「良い仕事をすること」そのものを目標にする人は伸び続けると解説している。
ぶれない人になるためには、正しい考え方を持ち、正しい生き方をすることが必要である。原点を持ち、迷ったら原点に戻る。正しい考え方は人が生きる上での普遍的な心理であり、一生かけて学び続けるものである。また、何が正しいのか見極める目を持つが必要であり、仕事を通じて貢献すること。お金ではなく、仕事を追い求めるべきである。金儲けしたい人は儲からなく、人として立派な人が大金持ちになるのである。私利私欲をなくさなければならない。
信念のある人になるためには、正しい考え方を持つ必要があり、それを信念へと高めるべきである。信念のある人は行動に移し、正しいと思ったことはやり続ける。また、正しい考え方を伝える努力をすべきである。信念のある人は信念のない人に嫌われるが、信念が勇気を生み、やがて、正しい考え方という原点を信念や志まで高めることができる。
会社にとって、ビジョンや理念は掲げただけでは意味がない。一人ひとりの社員に浸透して初めて活きるものである。原点に立ち返れば本質が見えてくる。正しい考え方を伝える姿勢を持ち、意識の共有を心掛けるべきである。高い意識が継続を生み、「紙一重の努力」を積み重ねるべきである。和気あいあいの会社はやる気を阻む。切磋琢磨しあって、選ばれる会社を目指さなければならない。
正しく生きるために、目の前のことに全力を尽くし基本をおろそかにしてはならない。技(スキル)は必要条件で、正しい考え方が十分条件であり、正しい会社に勤めるべきである。また、目的と目標の違いを認識する。目的は最終的に行き着くところ、あるいは存在意義であり、目標は、その通過点や具体的な評価である。「目的」は終わりのないものであり、目標は月単位で区切って設定する必要がある。コツコツは成功の必要条件である。それから、謙虚に聞くこと、行動に移し、やりつづけることが重要であり、大望を持つ大切さを理解し、死ぬことを恐れるより、死の準備のないことを恐れなければならない。正しい考え方を信念まで高め、やり続けることで東日本大震災後の混沌とした日本経済を、大きな成長機会として捉え、前向きに生き抜いていくことができるものと確信している。