~変革の時~
YCAビジネススクールⅢ 第40回

本日18時00分より、YCAビジネススクールⅢが開催された。

前段については、税理士法人YCAの経営戦略の発表を行った。まず、当社の事業領域(ドメイン)を説明し、SWOT分析を基にコア・コンピタンスの源泉となる強みについて解説を行った。当期で10期目となるが、過去を振り返ってみると、①M&Aや組織再編、②株価など企業価値評価、③会計システム導入、④各種セミナーや企業研修、⑤SPCによる事務受託などについて非常に豊富な実績を重ねてきた。おそらく、同業他社でこれほど多くの実績があるところは数少ないだろう。これまで関与する中小・中堅企業の発展や継続を図るべく、問題解決や課題達成のために特にコンサルティング業務に注力し、ノウハウと実績を積み重ね、十分な競争優位を築くことができたものと確信している。

弊社が持続的に成長していくために経営課題として、①模倣困難な水準の専門機能を目指すこと、②ターゲット企業へのサービス充実を図ること、③業務品質の更なる向上のためコアシステムの徹底活用を図ることなどを挙げている。経済環境はこれから更に厳しさを増していくが想定され、筆者も決して慢心せず自社の付加価値向上に努力し続け、もっと多くの企業に貢献しなければならないと、今回の発表において再認識することができた。

後段については、先日行われた経済アナリスト藤原直哉氏のセミナー内容を俯瞰的に説明した。

アメリカの大統領選挙におけるオバマの勝利が意味するところは、悪いものがどんどん壊れていき、これから世の中は良くなる可能性が高いことである。オバマ大統領は貧困層を優遇し、金持ち優遇税制を廃止、軍事費をどんどん減らして小さな政治を目指している。アメリカは2本の手(金融と軍事)を世界から引っ込めることを示唆しているようだ。21世紀は横並びの世界となり、オバマはアメリカの産業再生を重視するとしている。アメリカは右か左かでは世の中は開けないと判断し、中道を選択したと言えるのではないだろうか。

日本では、解散総選挙が近いことを鑑みて、赤字国債特例法案について自民党が譲歩した。来年、政治や経済が混乱する可能性が高い。流されないようにするには無理しないことが大事であり、ビジネスでは街づくりと連動させる発想が大切である。パラダイムシフト時においては、あるべき姿・あるべき仕事の役割をイメージし、心配して立ち止まるより、何か新しいものをやらないと老朽化が止まらないことを肝に銘じる必要があるだろう。

この記事は 2012年 12 月 18日(火曜日) に投稿されました。
登録カテゴリー:変革の時(代表者ブログ).
RSS 2.0 Both comments and pings are currently closed.

Comments are closed.

カレンダー

2012 年 12 月
« 11 月   1 月 »
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

最近の投稿

カテゴリー