今年一年を振り返って

本日が今年最後の勤務日である。早いもので今年も残すところ、あと僅かとなった。
この1年を振り返ってみると、昨年末に発足した安部政権がデフレ脱却のスローガンのもと行ったアベノミクスと、日銀黒田総裁が実施した異次元の金融緩和のおかげか日経平均株価は一時期の2倍近くまで上昇し、日夜マスコミは景気回復が本格化してきたような報道を繰り返している。その一方では、円安が想定通り進展したことで貿易赤字が恒常化し、経常収支さえも赤字になりかねない状況である。内需主体の民間企業は資材価格高騰など資産インフレの影響に悩まされ、存続を懸けて環境適応に苦しんでいる。いつかは特定できないが、日銀の政府に対する実質的な財政ファイナンスはいずれ長期金利の上昇を招くのは不可避であり、その際大きな金融ショックが発生すると想定されている。また来年4月の消費税増税の影響は不透明で全く予断を許されない状況にあり、今後の消費動向には細心の注意が必要であろう。近隣の中国や韓国については国内情勢不安定の影響からか反日政策を活発化させており、ますます国際関係も緊迫化してきている。
このように我が国を取り巻く経済環境を考察すると、経済の不安定さとパラダイムシフトが同時進行していることを実感させられる1年であった。

パラダイムシフトは変化を大きく後押しすると言われており、不安定な経済環境は、改革を促進させる。そのおかげか当社組織や関与先企業の多くも順調に改革を進めることができた。これまでの抑止力がなくなり、改革に必要なものがすべて引き寄せられるように集まってきた。今は、弊社組織全体が非常に高いモチベーションを持っており、継続的な成長を志向する本物の専門家集団へと大きく歩みを進めることができたと確信している。

いよいよ、本年9月より念願であった成長企業支援組織であるCBI(Circle on Business Innovation)の活動を開始した。この取組みは定例発表会(事業計画や経営戦略の発表の場)を通じて、参加企業の気づきやイノベーション等を促進させることと、当社と共に参加企業の経営者がプロジェクト組織を通じてハンズオンで問題解決等を行っていく過程で大きく成長することによって、九州経済の発展や地域社会への貢献に寄与することを目的としている。この取組みが来年以降、地元経済に大きな影響の環を拡大していくことは間違いない。

筆者は、毎年年始に①業務目標 ②自己啓発 ③健康管理の三つの観点から目標設定を行っている。業務目標は、想定どおり達成することができ、今年も大きな成長を実感することができた。日々、弊社や関与先企業に大きな問題が沸くように降ってきたが、原則どおり哲学的な対応を心掛けたことで、ほぼすべての問題をプラスの成長に切り返すことができたものと確信している。逆境は大きければ大きいほど成長機会は多いので、来年以降も前向きに捉え、果敢に挑戦し続けていきたい。

当社の継続的な付加価値向上と関与先企業のイノベーション推進のため、自己啓発の一環として昨年4月よりMBAの学習を開始し、今年は特に英語科目と奮闘した。一日も休日がない怒涛のような一年でブログを書く時間さえ捻出できなかったが、新たな付加価値と圧倒的な競争優位を獲得することできたと思っている。当社パートナーも今年からMBAの学習を開始し、当社が目指す「継続的に学習する組織」として組織文化を一段と醸成できたと実感している。また、将来において東アジアでのビジネス展開を想定し、昨年に引き続き英語力強化のためのTOEIC受験を行った。英語力は確実に上がってきている。平日は朝6時半に出社し、1時間半の勉強時間を捻出し、休日は6時間以上の学習時間を確保し、今年も最後までやり通すことができた。

健康管理については、折れない心と強靭な肉体を維持することを継続的な目標としているが、今年も7kmを30分以内で走れる持久力が維持でき、懸垂については30回以上できるようになった。現在のBMIは22、体脂肪率13%前後と目標数値も達成することができた。土日祝日と平日一回は必ずスポーツジムに通うことを習慣化し、この一年間もやり通すことができた。

常に望ましい姿をイメージし、現実とのギャップを埋めるための課題を設定し、それを達成するための行動を選択(習慣化)することで、どんな高い目標も達成でき、なりたい自分になれると信じて疑わない。最後に、今年は公私共にとてもよい年だったと思う。来年も再来年も更に成長できるよう、このよい習慣を継続していきたい。

この記事は 2013年 12 月 27日(金曜日) に投稿されました。
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