謹賀新年

新年　明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

本日が弊社の仕事始めで、９時より経営方針及び個人目標の発表会を開催した。まず、弊社の本年における重点課題について発表した上で、日本経済の潮流について解説し、その意味を共有した。労働人口の大幅な減少が、内需や労働市場に悪影響を及ぼすのは間違いない。例えば、我々業界に影響が大きい税理士試験の受験者を取ってみても、この僅か５年で５１千人から３８千人と約２６％も減少している。とりわけ３０歳以下の受験者については、２０千人から１２千人と４０％以上も減少しており、労働市場への影響は計り知れない。これら大きな環境変化を鑑みて、今年の当社のテーマは「進化」とした。これらの環境変化を機会として捉え、新たな付加価値を創造していきたいと考えている。

その後、各社員の方に個人目標を発表してもらい、今年の抱負と決意についてそれぞれ熱い気持ちを語っていただいた。本年も新年発表会の後、スタッフ全員と若八幡宮へ初詣に行った。会社全体が新たな気持ちで新年度の業務に入ることができたのではないかと思う。

私は昨年同様、①業務目標　②自己啓発　③健康管理の３つの観点から、とても高い目標設定を行った。ここ１０年間以上、年始に立てた目標をほぼ達成できており、毎年大きな成長を実感している。

今年は、原油安・円安及び長期金利の動向には、特に注意が必要である。なぜなら、経済の前提条件を一変させる可能性があるからだ。また、各業界再編の波をいかに機会として、進化できるかが鍵だと考えている。その一方で、企業の環境適応行動としてのＩＴ化や自動化・効率化などのイノベーションの波は、様々な業界環境を一変させるほどのパラダイム転換をもたらすかもしれない。また、大企業の環境適応のためのリストラの波は、確実に中小企業や労働市場等に大きな影響を与えることになるだろう。今年も引続き、様々な問題や困難等が発生することと思われるが、その一方で自己変革や成長の絶好の機会であるのは間違いない。成長こそが唯一の道であり、摩擦や困難(逆境)を恐れず、今年一年間も果敢に挑戦し続けていきたい。